警察のレスポンスタイムが平均7分なんて、絶対嘘だろ!って思ったから考えてみました
先日、とある事件が起こりました。
被害にあった方が、骨折した体や足で無理無理、信号待ちしていた車の窓を叩き、携帯を貸してください、とお願いし、110番に通報しました。
「傷害事件に合いました。すぐに来てもらえませんか?」
電話の向こう側の人は、現場の場所を聞いたそうです。
その人は寒さと恐怖と痛みで震えながら、警察がやってくるのを待ちました。
警察の電話対応者はすぐに行くと言ったかどうかはわかりません。110番しても出動しないケースがざらにあるのでしょうから。
20分以上経ったところで、二人の警察官が歩きながら、のんびりとやってきました。
ちなみにその現場から警察署までは徒歩3分の距離です。
被害にあった人は足の付け根にヒビが入っていて、思うように歩けず、その徒歩3分の距離をただ我慢して待つしかなかったのです。
通報から20分、しかも現場から徒歩3分の距離に立派な警察署があるのに!
おかしすぎると思い、少し調べてみました。
到着時間が遅いという声は、案外簡単に当たり前のように見つかります。
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一方で、警察が公表しているレスポンスタイムは?と思い調べてみましたが、なかなか見つからず、どうやら警察白書にも載っていないようです。
その理由を推測するところ、鹿児島県警察に対する情報公開請求が、参考になりました。
レスポンスタイムの平均を公表すると、それを逆手にとって犯罪に利用される恐れがあるから公表しないそうです。
https://www.pref.kagoshima.jp/ab04/kensei/joho/shinsa/documents/26186_20120723131007-1.pdf
そりゃ110番して20分以上も警察官が到着しないとすると、犯罪者も余裕綽々な感じになるんでしょうね。
その他、情報検索を行うと、110番に関する情報を載せているサイトがありました。
そのサイトによるとレスポンスタイムが全国平均約7分とのこと!
そんな馬鹿な!!!!
何がおかしいって、平均値で7分って、そんな時間で計算されるためには、通報後、7分以下で現場に到着するケースがどんだけ数多く存在しなければならないのかっていう話だからです。
今回被害に遭われた方の例を挙げて考えると、通報後20分以上かかっているので、仮に20分とすると、全国平均7分に近づけるためには、レスポンスタイムが5分というケースが最低でも6.5件必要になります。
計算式 (5分×必要件数+20分)÷(必要件数+1件)=7分
この式を解くと、平均値7分を達成するに必要な件数は、6.5件となります。
平均値から大きく外れるデータが多ければ多いほど、平均値に収束させるためのレスポンスタイム件数が多くなり、通報から現場まで駆けつける時間、1分、2分なんていうのはほとんどないと思われるので、平均7分を達成するためには、実際に6分、5分というデータが数多く必要になります。
そんなケースどれだけあるんだよ?
殺人やひき逃げなどは早い?都内では3分?
ネットで情報収集したら、圧倒的に遅いという声ばかりなのに!
レスポンスタイムが公表されていない以上、正確なことはわかりませんが、実際の警察のレスポンスタイムはかなり遅いと考えておいた方が良いでしょう。
でも彼らは身内には手厚いようなので、親族や関係者に警察関連の方がいれば素早い対応が期待できそうです。
警察関係者にお知り合いがいない方は、110番通報しても、彼らはやってこない、と心しておくべきです。
最後に110番の受理状況を載せておきます。
警察が役に立たないのであれば、それ以外の社会的に有益な体制が必要かもしれませんね。営利性と社会性を兼ね備えたベンチャー企業の台頭が望まれるところです。そうすると警察は面子を気にしてお怒りになられるでしょうが。くだらないですね。本当に。
それとレスポンスタイムについてもきちんと情報公開すべきでしょう。密室では創造性豊かな意義あることは生まれません。
あんまりGoodじゃないですが、いつか良い日が来ますようにと、祈りを込めて。
Be good day!