コンプライアンス? complianceって言葉知ってるの?
コンプラってよく言うけど
カタカナ語にして、日本語として取り込まれたみたいにして、さも分かったようなことを言う人がいます。
「compliance」という英単語をわざわざカタカナにして、weblioで調べると、応じること、追従とか、そういう翻訳がなされていて、よく調べると、in compliance with the lawとして初めて法に従って、ということになるらしい。
「それ、コンプラ違反だから」
なんて気軽に口にするコンプラ責任者がいたりするんですが、そういう言葉を聞くたびに辟易するというか、話をするのも嫌になるんですが、もう少し論理的に話してくれ、と突っ込みたくなります。
やっぱりね、コンプラ責任者だったら、その根拠となる「law」を示してから、話さないと説得力の欠片もないわけです。
「怪しげな取引や行動にみえる」というだけで、「コンプラ違反じゃ〜〜〜〜〜」と顔を真っ赤にして叫ぶコンプラ担当者には、「お前がyou are not in compliance with the lawじゃ、ボケ!」と突っ込みたくなります。
だって、根拠となる法令もろくに知らずに、complianceを叫ぶやつほど、法令を遵守してないわけじゃないですか。
いい加減にしてほしいな、って正直そう思います。
せめて、民法や会社法や金融商品取引法や下請法や労働基準法や雇用保険法やPL法や独占禁止法や不正競争防止法や食品衛生法や出資法や貸金業の規制等に関する法律などなどに、精通して、この法令の条文に抵触しているから、「you are not in compliance with the lawなんだ」というべきでしょ。もちろん社内の規定やガイドラインなんかもしっかりと頭に入れてね。
「狼が来るぞ」と「それってコンプラ違反になるぞ」ってすごく似てますから。
憶測で物を考えたり判断したりする人を、責任者や担当者にすべきではありません。
法令遵守を担う社内の人選には、十分な配慮が必要です。
その人選自体がもう法令違反かも!?
Good day!