HEROの良かったところ?・・・・を・・・・
HERO観てきました。
前作から8年だそうです。8年?信じられません。8年あったら、柿が実になりますね。桃栗は2度ほど種から育って実をつけます。
木村さんはどの役をやっても、たいてい同じ木村さんにしか見えませんが、素の木村さんを存じ上げないので、もしかしたら、スクリーンやテレビに映る木村さんがたいてい同じで、素の木村さんとは随分違うのかなと思ったりもします。
花(鼻)対決!
新しいヒロイン北川景子さんと、前作までのヒロイン松たか子さん、ヒロインの座を巡って静かに火花を散らします。
北川景子さんの存在感、というよりも若さと美しさに、すっかり松たか子さんの存在を忘れかけておりました。しかし、今回の映画で、かっての天然女性、雨宮事務官の姿を垣間見まして、懐かしいと膝を打った次第です。ああ、そうだった。そんな感じだった。いや、意外といいじゃん、そういう感じも。
北川景子さんはキツイ感じの女性を演じていますから、コントラスト的には良いのかなって。
しかし、この二人、「花」の対決であると同時に、「鼻」の対決でもありました。
映画が進めば進むほど、二人の個性的な「鼻」の形に気を取られ、映画に集中できません。北川さんの大きな「鼻」、松さんの小鼻の広がった「鼻」。芥川龍之介の小説「鼻」を思い出します。
世間では芥川賞を受賞した又吉さんの話題で盛り上がっていますが、その小説のタイトルは「火花」なので、HEROのヒロイン対決を暗喩していたのかもしれません。
rollingrollinggrowing.hatenablog.com
一方、二人の横で、「HEROは私の宝物」と公言している人気爆発中の吉田羊さんが、やがてやってくるかもしれない、ヒロインの座をたんたんと狙っていたりするのではないかと思うわけです。
ソーセージ
魅力的なソーセージが出てきます。大きく、身がぎっしりと詰まったソーセージです。美味そうです。お腹が空いている人は、映画を観る前に、食事しておくことをお勧めします。
牛丸検事の娘
杉本哲太さん演じる田村検事の嫁、すなわち角野卓三さん演じる 牛丸検事の娘がいよいよ登場というか、チラっと映るのですが、まぁ期待どおりなわけです。
伏線をちりばめて、後から回収していく。そういう面白さは、シリーズものでは、より効果がありますね。
イッセー尾形さん
新キャラです。大阪の検事で、松さんの上司です。
こういう人絶対いる!
さすが一人舞台の雄、演技派実力俳優!
かってのHEROのカメラワークや物語は魅力的でした。今回もカメラワークは工夫されています。
単なる部屋を動的に使って、まるで舞台やアトラクションのように見せる手法や、こんな検事いるわけないけど、被害者に寄り添える検事がいてくれたら、それはそれで良いことに違いないと思わせることなど、好きなポイントがたくさんあったわけです。
しかし・・・・
というわけで、多分次回作が作られるのでしょう。
次回作に期待しましょう。
ハラマキンのスタンプも、よろしくお願いします。
Good day!