納豆は100回かきまぜろ!

管理人Beansの日記です

まれとマッサン、ファイナンスに対する姿勢が違い過ぎる!

 マッサンが終わり、まれが始まり2か月が過ぎました。

どちらも主人公が夢を追うドラマです。

 

しかし、しかし、マッサンまれ、まるで印象が異なります。

 

マッサンには今の苦境を乗り越えて、輝かしい未来を手に入れて欲しいと思うのに対し、まれにはまったくそんな感情が湧いてこないのです

 

なぜ?

 

主人公の性格、演者の顔、世界観等々色々な要素はあるのでしょうが、Beansが思うに、脚本にファイナンスの知識がきちんと取りこまれていない、というのがまれに対する熱情の欠如、あるいは失望感に繋がっている、のではないかと感じるのです。

  

マッサンでは、事業を行うにあたり、資金が必要だという部分は、きちんと描かれています。実在の人物をモデルにしたというのもあるでしょうが、鴨居の大将に土下座して出資を募り、関西の財界人らしき人たちにも支援を請い、自分が夢見る事業を始めてるのです。

必要な資金を調達し、やみくもに事業を始めるのではなく、リンゴジュースを皮切りに、会社の信用と体力を蓄えながら、ウィスキー事業へ進んで行ったのが、マッサンというドラマでした。

 

 

 

これに対し、まれでは、夜逃げして能登へ移住し、善意に甘えながら、生活するようになった家族が、旦那不在で数年を経て、子供たちが自立できるようになったという部分で、まず信じられないくらいの出来事であるわけです。生活にはどうしたってお金が必要だけれど、二人の子供がいて、飯はともかく、その他の資金はどうしたの?

それに加えて、父親が帰って来てからも、たいした収入もなく、日々過ごしていたにもかかわらず、今度はいきなり横浜で、ほとんど給料も出ていないような店で働き始め、普通に生活してる謎謎々。

 

しかも働くケーキ店は、金融機関が手をひきたがってる経営状況。

そりゃ、どんだけ人気店でも、休みを繰り返し、人を三人も雇用していれば、あっという間に資金は枯渇するでしょう。仕入れた原材料も無駄になるしね。よくそんな状態でど素人のまれが雇われたなと、疑問にも思うわけです。

 

ケーキ馬鹿、そんな言葉で片付けられるほど、世の中はケーキみたいに甘くないわけで。

出てくる人たちがファイナンスなんて知りません。ドラマなんだからいいじゃないですか、とにかく今の危機的な状況を乗り越えて、 明日に向かうのが僕たちのスタイルです、といわれても全然共感できないわけです。 少しは起業のファイナンスでも読んで、勉強したら良いのに。

起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

 

 

なんかこうご都合主義の古めかしい時代のドラマ、それがまれ。

まれに代わりに天皇の料理番が朝ドラになったら、人気が沸騰するのではないかと思います。

 

Good day!